悪人の悪は日常茶飯事だ
悪事をはたらいても悪いなんて露ほども思っていない
それどころか悪人は"大抵の人は悪人で悪事をしたいが勇気がないからしない"と思っているし
悪人が悪をなすのは勇気があるからだと思っている
そして、悪があるから善があるんだ、とゆう屁理屈で自分を存在たらしめようとしているみたい

一方、普通の善人は悪とは無関係に暮らしている
思いがけず悪しき事態に陥れば不安になったり怯えたり平常心でいられない
わざわさ悪をなそうとは夢にも思わないし、多少ふざけたとしても"ここまでは"という基準を各々が持っていて常識の範囲内に収まる

最上の善人は基本的に余計な事は何もしないと思われる
最上の善人には会った事ないが、多分、義務と責任に忠実に、日々のルーティンワークを淡々とこなし、
暇暇に学び、人々にささやかな喜びを与え、悪を悲しい眼で見ていると思う