>>268
知っているか小僧、地球という星では毎日数千の新しい生命体が生まれて、同じ数の生物が死滅してゆくそうだ
45億年…
人にすれば途方のない時間だが、神には数瞬の事例に過ぎないだろう
そんな世界に君ような男がいる。不可解なものだね
おそらくは、明日も明後日も世界がある言葉を当然と、遺伝子に組み込まれて生まれてきているのだろう
絶景

それはダイナミクスでありながら、なんと健気なんだ
一つや二つではない。命の奔流がこの45億年の遥か先まで流れ込み交わる筈もなかった次元までを淘汰しながら奔流は時を支配してゆく
残酷にして因果
滑稽にして虚無
それが君達の世界だ

ボクは導くだけ。救済者ではないよ
人類を裁き次の舞台を創るのは君かもしれない
ボクはね、人類が絶望を否定出来たらそれでいいんだ
その力と可能性があれば、現人類は裁きに抗うテーゼとなりうるだろう
ボクはそれを見届けられたら幸せだと思っているんだ
救済者だなんて、きみ達はボクを買い被り過ぎさ