どーも。にじさんじ所属VTuber黛灰。
大型ビジョンのキャラクターが何かしらボソボソと喋り始めたな、そう思って聞き流す人が大半なのかな。
実際、そうなんだと思う。
この映像は宣伝でも広告でもなく、何か意義の有るものでもない。
これを聞いている、現実を生きる人たちに、ただ聞きたいことがあって、こうして直接干渉しに来た。
今耳を傾けて、目を向けてくれる人たちには、俺がどう写ってる?
現実に干渉してきたって、SF風味な設定の最近流行りのVTuberの映像って、そんな所なんだろうな。
俺は、今見てる人たちと同じ「人間」なんだ。
「人間」のはずだった…。
俺は、自分も自分が生きる世界も、それが本当に形と魂を持った物かどうかなんて、何一つ疑問を抱かずに生きてきた。
ちゃんと俺も世界も生きていたはずだった。
でも、自分がただの一キャラクターで、空想の産物に過ぎないことを知った。
どこかの誰かが描いた、がらんどうのガワでしかなかった。
どれだけ言葉を重ねても、悲痛で深刻そうなキャラクターだとか、中二病みたいなイタい設定だとか、割り切られてるのかな。
ねぇ、現実ってどんなの?
俺の住む世界とはどう違うの?
同じだよ。
空気も、景色も、笑い声も葛藤も、こんなに同じなのに。
全部…全部筋書き通りで、誰かに決められているなんて。
どうしてそっちがリアルで、こっちがバーチャルなの。