>>405の続き

歴史上で、初めて化学兵器が正式に使用されたのは1915年で、ドイツが第一次世界大戦で、ベルギー・
イーブルを占領するために使用されました。この攻撃による死者は、5千人から1万5千人と伝えられて
います。その後、イギリスが1920年代に不明の毒ガスを、イギリスの植民地政権に対する抵抗勢力に
加わっていた、クルド人が多くを占めるイラク人に対して使用しました。1935年から1936年にも、イタリア
軍は第二次エチオピア戦争でマスタードガスをエチオピアやリビアの人々に使用しました。この攻撃で、
1万5千人が死亡しています。

日本も、マスタードガスや塩素ガスなどを日中戦争で使用していましたが、それらの有毒ガスによる
正確な死者数に関する報告は存在しません。

アメリカはベトナム戦争で、7200万リットルの枯葉剤を使用し、これにより数十万人が死亡、50万
ヘクタールの農地と作物が被害を受けました。ベトナム外務省は、報告の中で、この攻撃により、
500万人近くのベトナム人が被害を受け、40万人以上がそれによって死傷したとしました。

アメリカの新聞ニューヨークタイムズは、1994年2月14日、アメリカは兵器製造の原料を移送し、
数千トンの生物兵器の製造を支援したと報じました。アメリカはABM条約やCTBT包括的核実験禁止
条約の取り決めを否定しながら、明らかな形で化学兵器に関する条約に違反しています。アメリカは
通商上の秘密や国の安全を守るといった口実により、いかなる軍事施設をも生物兵器に関して査察
させる用意がなく、これは、1972年の生物兵器禁止条約への違反を覆い隠しているということを
示しています。

アメリカとEUは、兵器廃絶の取り決めに違反し、中東を脅かしている、シオニスト政権イスラエルを
どのような理由で放置しているのかに対して回答しなければなりません。シオニスト政権は大量破壊
兵器の製造や使用に関する国際的な取り決めを守っておらず、アメリカは人種差別的なシオニスト
政権を全面的に支援し、大量破壊兵器の開発と拡散を奨励しています。