NO4092『イラクのイッザト・ドーリがテレビに写し出される』 [2016年04月08日(Fri)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/5798

ここに来て、サッダーム・フセイン時代に、イラクのナンバー2だった、イッザト・ドーリは
アメリカによって、1000万ドルの懸賞金をかけられながらも、生きているのではないか、
という疑問が浮かび上がってきた。

それはあ彼が『アルアラビーヤ・アルハダス=アラブの出来事』というテレビに、彼が
映し出されたからだ。彼はそのなかで、イエメンについて言及している。

その発言内容は今日的なものであり、彼が死んだとされる、1年前に録画されていた
ものではなさそうだ。

イッザト・ドーリが死亡したときには、DNA鑑定がなされて、確認されたことになって
いるし、彼の死体の写真は公表されている。しかし、死体の写真はイッザト・ドーリに
似てはいるが、確定的ではなかったようだ。

今回、アルアラビーヤ・アルハダスに登場した彼は、イラクのバアス党の軍服を
着こんでいた。つまり、イッザト・ドーリもバアス党も、いまだ健在だということを、
示しているのであろう。

テレビのなかで、イッザト・ドーリは『イエメンからイランを追放しろ。』と強調している。
そして『GCC(湾岸協力会議)の支援のもとに、イエメン議会を開催しろ。』と語っている。

また『イエメンからイランと通じる者たちも追放しろ。』とも語っているが、それはイエメンの
ホウシ派のミリシアや、ヘズブラなどを指しているのではないか、と思われる。述べるまでも
なく、イエメンのホウシ派はシーア派であり、イランの支援を受けているからだ。

最近もイランから積み込まれた、大量の武器を運ぶ船が、インド洋でフランス海軍によって、
拿捕されている。勿論、武器はホウシ派に送られる物だったと思われている。