中期防、正面装備など削減へ…米軍再編の財源確保で

 政府は19日、巨額の在日米軍再編関連経費の財源を確保するため、現行の中期防衛力整備計画(2005〜
09年度、総額24兆2400億円)を見直し、正面装備の予算などを削減する方針を固めた。

 見直しの対象は、07年度予算から3年間とするか、08年度から2年間とするかで調整している。米軍再編
の最終報告の内容を実施するために近く閣議決定する際、中期防見直しに言及する方向だ。

 米軍再編経費としては、在沖縄海兵隊のグアム移転費102億7000万ドル(06年度予算の換算レートで
1兆1400億円)のうち、日本側負担が60億9000万ドル(6760億円)で、そのうち直接の財政支出
が28億ドル(3108億円)、出資金が15億ドル(1665億円)となっている。

 一方、国内の基地再編費は「地元振興策を含め1兆5000億〜2兆円程度」(防衛庁幹部)として、総額で
2兆円を超すとの見方がある。この場合、再編を10年程度で完了するには、年間平均2000億円以上を要す
る計算になる。

 これらの経費について、防衛庁は、沖縄施設・区域特別行動委員会(SACO)関係経費と同様、防衛庁予算
の「別枠」を設け、政府全体で財政措置を講ずるよう求めているのに対し、財務省は防衛庁予算の枠内で処理す
るよう主張し、対立している。

 ただ、防衛庁も、中期防を見直し、正面装備などを一定程度削減することには理解を示している。

(2006年5月20日3時17分読売新聞)

ソース:
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060520i101.htm

あれ?米軍再編費はラプター込みだとか言ってた奴いたなー。