●<イラク反戦広告>全米15紙に掲載「彼らがウソついた」 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000053-mai-int

 【ワシントン及川正也】「彼らがうそをつき、彼らが死んだ」。22日付の
米ワシントン・ポストなど全米15紙にイラク反戦団体「ウィン・ウィズアウト・
ウォー(戦争なき勝利)」のイラク戦争反対を訴える見開き2ページの広告が
掲載された。

 24日にはイラク反戦の象徴的存在となったシンディ・シーハンさんも加わり、
ワシントンで大規模な反戦集会が予定されている。ブッシュ大統領は22日、
イラクからの米軍撤退を求める反戦運動を「彼らの立場は間違いだ」とけん制
したが、AP通信によると、反戦団体は100万ドル(約1億1000万円)を
反戦広告に投入、支援の輪を広げる方針という。

 新聞広告は左面が「彼らがうそをついた」という見出し。ブッシュ大統領、
チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ライス国務長官の写真の下に
「(大量破壊兵器の)ありかを我々は知っている」(ラムズフェルド国防長官)、
「我々は大量破壊兵器を発見した」(ブッシュ大統領)など過去の発言録を引用、
現実とのかい離を印象付けている。

 右面は「彼らは死んだ」と題する広告で、9月12日時点でイラクで死亡した
米兵1900人弱の氏名が掲載され、「大統領、あと何人死ねばいいのか」
と投げかけ、「ブッシュ大統領にイラク戦争をやめさせたい」と訴えている。
(毎日新聞) - 9月23日20時27分更新