二人の娘の名はベロニク・トロワ、フランカ・スクリバンヌ。元首兄弟の誘いに乗ってイエメンに来たばかりに彼女たちはどんなに想像を絶するような苦痛と恐怖を味わったことだろう・・・。
最近、イラクで4人のアメリカ人が殺され遺体を引きずり回され、損壊させられた事件があったが、彼女たちの場合は生きながらその凄まじい恐怖と苦痛の時間を味わったわけだから比較にはならないだろう。

二人ともまだ20代、こんな残酷な死に方するなんて思いもよらなかったはず。
回収された遺体は、いずれも損傷が激しく、肉塊になってしまっていた。その一部を紹介すると・・背肉の一部、激しく傷つき、折れた骨の露出した両脚、肩から引きちぎられた腕、斧状のもので縦に割られた頭部
の一部、内臓が引き出された腹部の断片、踏みつぶされ半ばパテ状になった内臓・・などであったという。
当時ルモンド紙には暴徒に破壊されたフォルクスワーゲンのすさまじい写真、棺に取りすがって号泣する遺族の姿が載っていた。

香田君の苦痛はこれに較べたら・・・。