サマッラの抵抗勢力、キミットほか米3将軍を殺害か 依然町の要所を制圧
 
 イラク暫定政権は中部の町サマラを完全に制圧したと高らかに宣言して数日経つが、戦闘は継続中
のようだ。6日付のロンドンで発行するクドゥス・プレス通信が現地からの特報で伝え、アラビア語
各紙が転載した。

 サマッラは米イラク合同軍の完全な制圧下に置かれた、とする米軍とイラク政府の声明は正しくな
い。イラク抵抗勢力は町の主要部分を未だに制圧している。

 町の住民、カハターン・サマッライ氏は語る。「米軍の襲撃は断続的に起きている。市内進入に失
敗した米軍は町を包囲している。抵抗勢力は4日、ヘリコプターのブラック・ホークとチヌーク各1
機の撃墜に成功した。また市内数箇所に待伏せ陣地を築いた。戦闘は継続しており、米軍は市内の抵
抗勢力に激しい空爆を行いつつ、市内中心部に侵攻しようとしている。

 「多数の死体が通りや路地に散乱している。町の近くの建物の屋上に狙撃手が陣取り動くものなら
何にでも発砲するため、止むを得ず多くの住民は自宅の庭や歩道に、犠牲者を埋葬している」

 一方、イラク抵抗勢力に近い消息筋は、「米軍が町に対して軍事行動を起こす前に、町に居る戦士
たちは巧妙な作戦で、マーク・キミット准将を含む4人の米軍の大物将軍の殺害に成功した」と主張
した。

 「町の代表者とイラク政府との協議が完了し、国家防衛隊とイラク警察が町に進駐する合意がされ
ていたにも拘わらず、米軍が町の大規模攻撃を実施した理由がここにある」
 
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/1004/samara_061004.htm
http://www.qudspress.com/data/aspx/d12/7682.aspx