BBCの番組で視聴者からの一問一答に答えるキミット。

Q:あなたはイラク人の死や負傷を、米国人の死や負傷と同じ位重く扱っていますか?
A:もちろん、友を失うこと、戦友を失うこと、共に働く民間人を失うことは恐ろしく
  悲しいことです。私が望むのは、我々が、イラク人であれわが市民であれ、生命を
  尊重しているということを、人々が理解してくれることです。群集の中に、学校の
  そばに、祝祭の大群衆の中に、殺人の目的で故意に自動車爆弾やその他の爆発物を
  投入するこの国のテロリスト達と比べてほしい。彼等はイラクの市民・民衆・民間
  人を尊重などしないのです。
  我々は「付随的損害」を最小にするよう作戦計画を詳細に検討します。その反対に
  我々が戦っている相手は、民間人・子供・女性を殺して衝撃と恐怖を作り出すような
  手段をとります。
司:しかし多くの人々が二週間前の「結婚式虐殺」について語っています。彼等は爆撃
  されたのが結婚披露宴であって、女性や子供を含む民間人の被害が病院で目撃され
  ていると信じます。
Q:軍人であるキミット旅団長に、軍事的なことを伺いたい。最初に、AP通信が独自に
  検証した結婚式爆撃について。「悪者もパーティをする」と言われたが、彼等が
  悪者であるか否かにかかわらず、女性や子供がいるのだから、攻撃は適切ではあり
  ません。ジュネーブ条約のもとでは、このような集まりに対する攻撃は許されて
  いません。
  次に、アブグレイブ−−アブグレイブに限らずナシリアやカイムその他の場所でも
  噂があります−−の件が発覚して、サダムがいなくなってアメリカ軍が歓迎される
  どころか、これらのスキャンダルのためにイラクでの米軍の評判は回復不能なほど
  失われました。
(続く)