「治安悪化し市民が犠牲」 イラクの運動家が来日
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20041009/20041009a4790.html

 イラクで米軍の駐留やテロに反対する市民運動をしているサミル・アディル氏
(40)が9日、大阪市内で記者会見し、イラクの現状について「治安は昨日より
今日の方が悪くなり、市民が米軍の攻撃と過激なイスラム政治勢力のテロの
犠牲となっている」と述べた。

アディル氏は8月、政党や労働組合など25の民間団体に呼び掛け「イラク市民
レジスタンス戦線」を結成し、議長に就任。現地でデモや集会など非暴力の活動
を行っており、運動を支援する日本の市民団体と交流するため来日した。

会見で「イスラム勢力は教えに反すると無理やり美容室から出てきた女性の髪
をそり、米軍はテロに関与していない市民まで拘束し拷問している」と市民生活
が悪化している状況を説明。「日本でも運動を盛んにして米軍撤退の声を上げ
てほしい」と訴えた。