どんな色の下着か分からない!透けない白衣の裏に隠された中小企業の技術力

大真(東京都千代田区、川上康道社長)は東京都中小企業振興公社の支援を得て、「裏地付き透けない白衣」の本格製造販売に乗り出した。
色によって色が透けるのを防ぐ特許技術により、どんな下着の色や柄も透けさせない。2017年7月期には1000万円の売上高を目指す。

特許はグループ会社のシーユーピー(岡山市)が取得、企業向けユニホーム販売を専門とする大真が実施許諾を得た。
下着の色、柄を透けないようにする技術はすでにコートなどでは実用化されているが、
特許対象を「透けやすい白衣に絞ったことと、明度が3・5以下の色の裏地を使うと透けない原理を確立」(西原成幸相談役)することで取得した。
http://newswitch.jp/img/upload/phpaK8bGg_57c4179d76e7d.jpg

裏地は下着の色や柄の気になる部分に使用。素材は伸縮性の高いポリエステル100%とし、洗濯時の水流を考慮し部分的にメッシュ素材を使用した。
レディースジャケットは1万2744円、同パンツは9504円。ワンピースは1万4904円(いずれも消費税込み)。
サイズはSから3Lまで5タイプ。カラー白衣も用意している。

都中小企業振興公社から4月に、ニューマーケット開拓支援事業の支援対象製品(技術)に採択されており、ビジネスナビゲーターの販売支援が始まっている。
「病院、リネン業者や病院に出入りしている業者、また通信販売会社に積極的にアプローチしていきたい」(西原氏)と話す。

ソース ニュースイッチ
http://newswitch.jp/p/5903