俺の場合、アゴの骨の深くに親知らずが埋まっている珍しい症例ということで大学病院で6人のチームで抜いてもらうことになった。

当日、麻酔が全く効かず4人掛かりで押さえつけられて3時間経っても抜けずに、しまいには指示をしていた教授がブチ切れてノミとハンマーでアゴの骨を砕いて取り出した。

途中、失神すること数回、あまりの痛みでこめかみ付近の毛細血管が切れたらしくしばらくは紫色の網の目みたいになって酷かった、恥ずかしいが少し失禁してしまってた。

10年たっても思いだすと怖い、まだアゴの痺れは残ったままだ。