30代男性刺され死亡 隣室の60歳を逮捕 「うるさく我慢の限界」

自宅アパートの隣室の男性2人を殺害しようとしたとして、警視庁竹の塚署は4日、
東京都足立区入谷、無職、蛭田静治容疑者(60)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
30代の男性が刃物で腹部を刺されて死亡しており、同署は容疑を殺人に切り替え、経緯を調べる。

逮捕容疑は同日午後8時15分ごろ、隣室に居住する60代男性宅の玄関前で、男性の息子の
腹部を包丁のような刃物で刺した上、その後出てきた男性の頭もハンマーで殴って
殺害しようとしたとしている。調べに対し、「部屋がうるさく我慢の限界だった」と供述し、
容疑を認めているという。

同署によると、蛭田容疑者は「ドンドン」と部屋の壁をたたいた後、「出てこい、
ぶっ殺すぞ」と隣室に押しかけたという。30代の男性は対応するため玄関に出たところ、
突然刺されたとみられる。男性は妻と子供の3人で両親が住むアパートを訪ねていたという。

 現場は日暮里・舎人ライナー舎人駅から南に約200メートルの住宅街。