https://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20130802/159001/?ST=mobile&;P=2

 次に、世間の常識では“ダイエットの怨敵”のようにいわれる脂質ですが、ここに面白い実験があります。
大学生たちに1/2カップ(約100cc)のオリーブオイルを2週間、毎日一気飲みさせたあと、体脂肪率および体重を測ったのですが、両方とも有意に増えた人が一人もいなかったのです。

 実は最近の研究では、食べ物由来の脂質の80%以上が体脂肪にならず、排出されるか、60兆個以上あると言われている細胞膜や、ステロイドホルモン(女性ホルモンなど)の原料になることが分かっています。

 体脂肪の主な原料は、炭水化物が変化したもの。すなわちダイエット中は、この炭水化物の摂り方に気を使うべきです。

 例えば、同じ100kcalでもイカはほぼ100%タンパク質、バターは脂質100%、コーラが糖質100%となります。この場合は、エネルギーや栄養がほぼ糖で構成されるコーラが一番太りやすいということになります。