>>81の続き)

そういう家の生まれだから、読書好きになって当然というか、そうならない
方が不思議とはいえ、こんなエピソードがあるらしい。

春菜さんがまだ小学生の頃、ある日、ポツリと学校を替わりたいともらした。
親御さんは内心焦った。まったく気づかなかったが、学校でいやなことでも
あったのか、もしやイジメにでもあっていたのか、と。
ところが、全然そんなことはなかった。
今学校の図書館にある本はあらかた読み尽くしてしまった。もう読む本がない。
転校すれば、その学校の図書館にはまだ読んでない本がたくさんあるだろう……と。

いやはや。