引き続き『一杯の珈琲から』の話題。

所収の一編『ウソツキ男とバカ女』には、こういう文章がある
(もちろん、漫画の複数のコマに切れ切れに書き込まれている)。

「女がいた

ボンヤリした
女だった

子供の頃から
人よりも
よけいに

ダマされたり
裏切られたりしてきた
ような気がする

バカな頭で

考えた
世の中は

うるさくて
汚くて
ウソばっかりの
世の中だった」

(続く)