全部自分が悪い
細かく分析するのなら、自分の臆病さが全ての元凶
自分の都合のいいように、どちらに転んでも損をしなそうな立ち回りをして全てをうしなった
離婚が成立したその日に、実は新しい彼氏が出来た報告が来たのは因果応報を感じざるを得なかった
僕よりもの一回り年下のエリート新社会人
僕の出る幕なんてもはやなかった
僕の願いは彼女の幸せ
だから喜んで身を引いた
その後に押し寄せてくる喪失感と孤独感
でも仕方ないことだった
全部自分が招いたことで、同時に彼女に傷をつけたことでもあった
新しい彼氏さん、どうか彼女を幸せにしてあげてください
正直手がかかる女の子ではあるけど、素直で真っ直ぐな人です
僕はただ一人、廃墟となったぴこんという地に身を沈め余生を過ごすだけ
でも僕は大丈夫
確かに感じた幸せの記憶の中で、いつまでも生き続けるのだから