人間(動物)は死ぬ間際には脳内麻薬が大量にドバドバ出て、イネイトを受けたのような陶酔状態になって恍惚の中で死んでいくのだ。

草食動物が肉食動物に狩られて食われる時にも、そういう気持ちで死んでいくということを聞いたことがある。

それは、死が決まった者への神からのせめてもの労わりの気持ちなのだな。

そんな恍惚陶酔状態を、生きてるうちに味わえるのがイネイトだが、その代償は計り知れないほど大きい。

その恍惚陶酔を味わった以上、その生き物は近い将来に死ぬしかないのだ。その陶酔は、死ぬと決まった者を労わる為にあるのだから。