「十の仕事して
八しか報酬ないことあるぞ。
この場合、二は神に預けて
あると思えよ。
神の帳面誤りなし。
利子がついて返って来るぞ。
マコトのお陰は遅いと申してあろがな」
「出し切ってしまうと味がなくなるぞ。
自分の力が隠せぬようでは
大仕事は出来んぞ。
取り越し苦労、過ぎ越し苦労はやめて下され。
地球という大船に乗って
一蓮托生ぢゃ。
現在の仕事が御神業と心得よ。
不満を持ってはならん。
そなたが招いた仕事でないか。
この道理判らねば迷信の迷路に入るぞ」
「そなたの苦労は取り越し苦労。
心配りは忘れてならんなれど
取り越し苦労、過ぎ越し苦労は要らん。
そうした苦労は
そうした霊界をつくり出して
自分自身が要らぬ苦労をするぞ。
何事も神にまかせよ。
そなたなまだ神業の
取り違いして御座るぞ。
そなたの現在与えられている
仕事が神業であるぞ。
その仕事をより善く、より浄化するよう
行じねばならんぞ。
つとめた上にもつとめねばならん。
それが御神業であるぞ」