マッサージ後乳児死亡、元理事長を起訴 業過致死罪で
2015/3/26 0:21
大阪市で昨年6月、乳幼児向けマッサージを受けた神戸市の生後4カ月の男児が死亡した事件で、大阪地検は25日、NPO法人「子育て支援ひろばキッズスタディオン」元理事長、姫川尚美容疑者(57)を業務上過失致死罪で起訴した。

 起訴状によると、同被告は昨年6月2日、大阪市内の事務所で、乳児の心拍の動きに影響を与えることなどを認識しながら、男児に「身体機能回復指導」と称する施術を行い、同月8日に低酸素脳症による多臓器不全で死亡させたとされる。

 男児の遺族は25日、弁護士を通じ「加害者はいまだに亡くなった息子に謝罪や反省の意思を示そうとは一切していない。国家資格を持たないものが危険な施術を行うことを厳罰化できるよう法改正してほしい」などとするコメントを出した。