無免許ではり・きゅう業を営み使用済みの鍼灸(しんきゅう)針などを不法に捨てたとして、
藤枝署と県警生活経済課は26日、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師法違反と
廃棄物処理法違反の疑いで藤枝市上薮田、接骨院経営の男(61)を逮捕した。逮捕容疑は
2月3日から3月22日までの間、はり・きゅう師の免許がないのに自身の接骨院で来院患者に
施術してはり・きゅう業を営み、4月3日、市内のパチンコ店のトイレに産業廃棄物となる
使用済み鍼灸針などを不法に捨てた疑い。
 同署などによると、容疑者は柔道整復師の資格を持っていただけなのに
少なくとも1年以上前からはりを1本100円で施術するなどしていたという。これまでに
健康被害は確認されていない。
4月3日に針456本ときゅう1個をパチンコ店のトイレに流そうとしたが多すぎて詰まったと
みられ、店から被害届が出た。
 不法投棄した理由について容疑者は「正規の処理をすると発覚すると思った」などと話して
いるという。同署が鍼灸の施術を始めた経緯や針の処分方法などについて詳しく調べている。

news source 静岡新聞