終盤を恋愛で締めたことに対する当時韓国の視聴者の反応はどうだったのか
日本で今推し量るのは言葉が分からないし難しいです
2chでは15スレ全部見ましたが制作者や女王に対して怒ってる人が多いですね
個人ブログはお気に入りのキャラによって評価が大きくブレます
日本の局のサイトは思い入れのない人が文を書いてるので話になりません
歴史ドラマでの人物の描かれ方というのは制作側のその人物への評価で
大きく変わるのが常ですが善徳女王に対して果たしてどうだったんでしょうか?
ドラマは女王のサクセスストーリーを唱ってスタートしてます
しかしここで私はこのドラマの最大の問題点が見えてきました
善徳女王って劇中の登場人物からあまり評価の対象として語られてないのです
成功した人?(女王になった)失敗した人?(肩入れし愛したピダムに反乱を起こされた)
どういう人物として肯定されているのかはっきり分かりません
それがこのドラマを歴史ドラマとしてみる上で筋が通らなくしているように感じます
それに対してそれがしっかりと描かれている人物がいますミシルです
ミシルはありとあらゆる人間から人物を肯定された上で退場しました
私が思うにこのドラマは「璽主ミシル」としては歴史ドラマとして成功し視聴者の共感を得
「善徳女王」としては歴史ドラマとして失敗したもしくはうまく行かなかった
なぜそう思うかというと私はこのドラマを見始め善徳女王を色々と調べ
もちろん韓ドラが基本フィクションであるということも承知して視聴しました
その中で私が見ながらイメージしたこの歴史ドラマの本流は
トンマンが様々な困難を乗り越え女王となり
志を共にした仲間と三韓一統の礎を作り終わるというものでした
このイメージが韓国でのドラマ善徳女王への見方としてメジャーだったのか
私の力では調べきれなかったので大方違ってないのではないかと信じて書きますと
最後の恋愛部分がその本流を痛いことにえぐってしまってるのです
もちろん恋愛はフィクションな以上あっても全く問題ありません
ただそれによってこの歴史ドラマの本流を崩してしまうのは恋愛に限らず問題です
恋愛を描くならもっとトンマンという人物を肯定した上で描いて欲しかった
劇中のトンマンが登場人物や視聴者とにどう肯定されているか気にしていたら
あのようなストーリーにはならなかったはずです
それを制作者はトンマンに愛がないと表現してるブログがありましたが私もそう思いました
上に書いた疑問に対する私が導き出した答えは結局これに尽きます
このドラマが好きなだけに本当に残念なのですが
素晴らしいシーンが多く涙を流したのは1度や2度じゃありません
見て良かったと心から思えるドラマだったと思います

長文を何度も投下して失礼しました