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既出ですが・・・
賜薬(しやく:王様から賜る毒薬)はトリカブトです。 主成分はアコニチンで、
高濃度の場合は、内服後数分で肺胞出血(喀血)と心室細動を来たし心停止に至ります。
低濃度の場合は非常に優れた鎮痛作用があり、桂枝加朮附湯として現在でも使われています。
濃度を間違えると顔面神経などが麻痺し無表情になったり顔がゆがんだりします。
トリカブトからの抽出成分は「附子(ぶし、ぶす)」と言いますが、
そのことからゆがんだ顔を「ぶす」と言うようになりました。