>>451-454

昭和27(1952)年、戦後の配給統制撤廃を機に、医薬品業界も自由経済となります。メーカー各社は設備投資を重ねて大衆薬を大量生産・販売し、販売競争が激化。市場の価格の混乱を招きました。
それまでメーカーと卸業とが一体化していた組織から、卸業は自主的な組織「日本医薬品卸業連合会」を発足。同じ頃、長野県薬品卸協同組合も設立されました。
また、医薬品卸業が受注と納品だけに留まらず、商品知識・販売促進・経営についても相談できる主体的な卸業に進化できるよう、相互の意見交換や、先進的な欧米企業の視察
経営の合理化などの勉強会を開く経営合理化研究会「ちどり会」を結成。中でも経営合理化に積極的だった企業が「ALS(アルス)会」を発足し、当社はいずれの会にも参画しました。