技術力も優れている。ウノアンドカンパニーの技術力が光を放ったのは今年1月、臭素(Br)系難燃剤を一切使用しない、
環境にやさしい難燃PETカツラ原糸の開発に成功したものだ。
全世界的に有害物質と指定されたブロミン系を使用せずに、リン(P)難燃剤を使用してカツラの製造・着用・廃棄など、
すべての段階で有害物質を排出しないことが特徴だ。
さらに、今回の技術開発はウノアンドカンパニーに悪意的な訴訟で牽制を繰り広げてきた日本企業の特許紛争を避けることができるという点で意味が深い。

キム代表は「カツラの原糸業者として世界で初めて南アフリカ共和国に建てた生産工場を拠点に、
毎年15%以上成長しているアフリカのカツラ市場の攻略に乗り出すだろう」と明らかにした。