カラスのゴミに対する執着心は異常としか言いようがない。我が家の近くの集積所にも常連と
呼ばれる30〜50羽の大柄なハシブトガラスを中心としたヤバい軍団がいて周囲の人間を
威嚇し続けている。特に週2回の燃えるゴミの日はハンパではない。
朝の6時ぐらいに、まず1便の偵察ガラスが単独で現れ、帰っていく。それは狙った集積所の

ゴミチェックだ!まだ数袋しか出ていないので、ひとまず仲間の待機場に帰る偵察ガラス。
7時を過ぎる頃になると仲間が加わり、周辺のゴミ集積所をくまなく連携プレーでチェックに行く。
それで周辺の電線や電柱に止まり、人間がゴミを出しに来るのをひたすら待ち続ける。数班の
グループに分散し、仲間とコールしあったり、会話をする。

急に静かになった時は要注意!仲間とゴミを漁っている時だ。こいつらは見張りまでつけて
用意周到にゴミ漁りを行う!まるで宝石店を狙う強盗団並みだ。しばらくして食えるゴミが無いと
分かった時は別の班のところに合流する!それが酷くなると数百になるから恐ろしい。
ビッシリと電線の上に並ぶように止まるカラス。

食える物があると分かった瞬間は恐ろしいなんてもんじゃない!気持ち悪い雄たけびをあげながら
ゴミにがっつくカラスの集団。みんな怖がって近寄れないでいるが、勇気のある人が積極的に
追っ払ってくれてる。しかしカラスはそんなのも知ってか、すぐに蜘蛛の子を散らすように逃げるが
また10分〜20分ぐらいで現場に戻ってくる!善意の追っ払いの人もさすがに疲れてくるのか

何回も何回も現場に戻ってくるカラスに対応しきれない事も多く、その間にもカラスはゴミを食い荒らす。
本来なら地域の人間がゴミ集積所の前で「見張り番」をしてるのが理想ですが、そうもいかない。
善意の人も徹底的にやり続ければ血圧が上がり続け、脳の血管がぶち切れ、脳溢血で卒倒しかねない。
カラスは一度でもおいしいめにあった現場には執着し、死ぬまで通い続けるという。

人間がチームを組んで徹底的に追い払い続けなければカラスを本当に来なくさせる事は出来ない。
年金暮らしの年寄りや平日休みのバイト、無職などを含めて朝の時間に迷惑ガラスを追い払うことが
出来る人間は見えないだけで相当数いる。団地やアパートなら生活保護を貰って生活してる無職もいる。
ただ多くの人間は他力本願!面倒くさい事には極力関わりたくない、、だから問題が一向に
解決しないのだ。