埼玉・北本市の団地でカラス20羽の死骸 胃に殺虫剤成分 警察が捜査

 埼玉県は2日、同県北本市栄の団地敷地内でカラス20羽の死骸が1日に見つかり、近くにあったパンとカラスの胃から、殺虫剤の成分が検出されたと発表した。
県は、何者かが意図的に与えた疑いが強いとしている。鴻巣署は、鳥獣保護法違反容疑で捜査する方針。

 県によると、死骸は1日の朝から夕方にかけて見つかった。敷地の半径約50メートルの範囲で道路や芝などに倒れており、近くにはパン切れも複数落ちていた。
カラス12羽の胃の内容物とパンを検査したところ、全てから殺虫剤の成分である「シアノホス」が検出された。 パンは約3センチ大に切られており、染みのようなものが付いていたという。

2017.5.3 12:13
https://www.sankei.com/affairs/news/170503/afr1705030020-n1.html