実家住まいの頃、私の部屋には空のプリンカップと硬めのプラの下敷き、
殺虫剤(ノズル式)がセットで置いてあった。
スズメバチやらアシナガバチやらムカデ捕殺のためで、
発見→プリンカップ被せる→下敷きを差し込んで安全な場所へ→隙間から殺虫剤噴霧
→弱ったらカップをはずして頭を踏み潰す
という手順だった。

夏でも、戸口近くに安全のため作業用の長袖を一枚置いておくのが常。
仕事から帰って部屋に入るとまず羽音を確認→照明を点けて周囲確認→隙間・物陰確認の流れ。
話した相手にまるでストーカー対策のようだと引かれたこともある。

どうやらその頃使っていた香水がどうも蜂を引き寄せる(攻撃対象?)香りだったらしく、
同じ香水を使っていた私と母の部屋だけ蜂がやってきていた。しかも毎日。
奴らはガラス戸の桟をくぐり抜けて室内に入ってきていた。偶然目撃したときは
そのまま殺虫剤をぶっかけまくった。

母と私は虫捕殺係で、父と弟は虫が出るとなぜか私たちを呼んだw
びびる弟を横目に羽音に近づいたらカナブンだったときは笑えた。

早朝(5時頃)には戸袋に入り込んで巣作りを始めたムクドリを壁をたたいて追い出したり、
帰宅して雨戸に開いた穴に唖然→リスが齧った後と気づいて安堵と怒りを覚える、とかいう
生活はもうあまり味わいたくない。