「おつかれー、何よ?走ってきたの?心配しないでもちゃんと母子共に健康よー」

「一緒に居られずにすまないって?はぁ…アンタの仕事がどれぐらい忙しいかちゃんとわかってるから気にしないで良いわ。その代わり、退院したらおいしいもの食べさせなさいよね。それでチャラ!良い?」

「……それでね、この子の名前だけど……実は付けたい名前があるの」

「……うん、同じ事考えてた。何か最近やけに思い出しちゃうのよね、アイツの事」

「……ありがとう。アンタならそう言ってくれると思ったわ」

「じゃあ、この子の名前は……」