(´・ω・`)今日の世界遺産はアフリカはエチオピアのコンソの文化的景観だよ
(´・ω・`)首都アディスアベバから南の国境近く、1800メートル級の山々が林立する地域にある特別行政区なんだ
(´・ω・`)山がちなこの地域では、浸食された断崖が摩天楼のようにそそり立つ姿がコンソのニューヨークよ呼ばれてるんだって
(´・ω・`)でも遺産の肝はここに暮らす先住民族と彼らの作り上げた社会なんだ
(´・ω・`)小高い山頂に集落を築いて、周囲の斜面を麓までわさっと段々畑になった景色は圧巻だね
(´・ω・`)耕作地は村からの距離や高さ・斜度などによって巧みに用途を分けて、様々な作物を可能な限り高収量になるようにしているよ
(´・ω・`)この極限まで集約化・効率化した農業によって、この険しい地形で自給自足していくことができたんだ
(´・ω・`)今日では人口およそ30万人弱! 土地に対応した文化としての一つの完成形ともいえるね
(´・ω・`)集落の中も密集しながらも実に合理的になっていて、家屋は家畜と住居の二層構造になってるんだ
(´・ω・`)キノコ型の屋根の上にのっかった土器は家の長男を示しているんだって 厳格な家長制で、長男以外は他の土地に繰り出していくほかないんだ
(´・ω・`)段々畑をここまで巡らせても過密した人口を養うにはギリギリだから、これも集落を維持するための機構なんだね
(´・ω・`)そんなコンソの人々も19世紀に外部と接触し、遊牧民との衝突なども経験しながら、世界遺産となった現在はほどよい距離感を維持しているよ
(´・ω・`)明らかな人の知恵で拓かれ、維持されてきたこんな世界を覗くとき、文明の到達点は一つではないし、自分たちが多数派に過ぎず、総てではないことをあらためて思い知らされるね
(´・ω・`)今回はそんな天空に連なる段々畑の村とそこで培われてきた生活風土を紹介するよ たのしみだね