友人「ただおまえ厄介なのに目を付けられたな」

理解不能「…はあ!?なにそれ?」と返すと友人は「お前あいつ指さしたろ」
俺???「指さすも何も俺カウンター前の通路が変って言っただけだよ」
友人「お前は通路を横から指さしただけって認識なんだろうけど、ちょうどあいつが通路からカウンター前に顔出したときに
ピンポイントであいつの顔を指さしたんだよ」
「お前は姿が見えていないだけで異常なものを常に捉えてるのかもな」

えーっとそれはそれとしてどうして俺が目を付けられるのか?と聞くと
お前があからさまに指さしたからだよ!と返ってくる
どうやらああいった連中は存在を知られたり指さされる(自分に気づいたと認識する)と気にするのかあるいは頼ったりするらしい

友人「あいつお前が指さしたときお前の事見ながらスーっと立ち上がった。
あいつが立つとこなんか初めて見たゾーっとしたぞ」

そいつはかなり強い奴みたいでその人もすぐにどうこうできる奴じゃないみたいで
とりあえず監視しやすいカウンター前の通路に縛って他に行けないようにしてるらしい

翌日
準夜との交代で友人が来た
これ持ってろお守りだと小さな巾着をくれた
中には小さな水晶玉
その水晶を持ってみると不思議と暖かいというかなんか熱い
「これ熱んだけど」というと、さすがだな分かるか。
てか早いな水晶も合わせたかと言う
何のことかさっぱりわからないが
面白いなと少し手のひらで転がしてたらコツ…コツ…という音が聞こえてきた