https://www.teslarati.com/spacex-starlink-satellites-happy-and-healthy-senior-managers-fired/

前のスターリンクの責任者は、マイクロソフトで20年近いキャリアがあり、
ZUNEやXBOX、Surface などを開発していた人物とのこと。
最低3回の試験機打ち上げをやってから大量生産に入るべき、と主張してクビになった。

成る程ね。
コンシューマ・エレクトロニクスの製品開発だと、消費者の手元に下手なものを届けるわけには行かない。
完全版を作ってからリリースしよう、と。
一方でマスクは、ユーザーをテスト要員として扱っており(数千万ドル払う衛星オペレーターですら)、
「いいから来年半ばに大量打ち上げを開始させろ」、と考えたわけだ。
不具合があれば、途中でどんどん改良していけばいい、と。

こう考えたのは、マスクの性格もあるが、もう一つ、FCCの出した奇妙な条件にも起因するだろう。
「6年以内(2024年まで)に、半分(2200機)を打ち上げろ」、というもの。
FCCは、そんな事が本当に可能だと考えて条件を出したのだろうか?
ひと月あたり40機の衛星打ち上げが必要だ。
しかしマスクとしては、これをやるつもりだろう。
決して屈服しない人間なのだから。