>>613
>過冷却すれば多くの質量を詰め込めて噴射でき、より大きな運動量を獲得できる

Σmv=0
はt=0からずっと継続する。(もちろん理想状態だが)
分かりやすくするために離床直後な。

通常 m1v1+m2v2=0
過冷却 (m1+Δm)(v1-Δv)+m2v2=0

m1:ロケットの全質量
v1:ロケットの速度
m2:ガスの質量
v2:ガスの速度
Δm:過冷却による質量増分

過冷却で貯蔵タンク(燃焼室じゃない)に押し込むので、Δmの裏返しでロケットの速度はΔvだけ減ってしまう。
Δv=0にするには、m2を増やすかv2を増やすかしかない。

v2…燃焼効率を上げ、少ない燃料で同等の燃焼圧を作る。
m2…常温液体の化石燃料の場合、単に供給を増やすだけでは不完全燃焼となり、v2を下げてしまう。

マーリンが燃えカスの残らない程完全に燃焼して、酸素だけ捨ててるというなら話は別だが
酸素をm2の増量だけに寄与させることは不可能だ。
単位時間に開放されるエネルギー量が大きくなり、燃焼室の圧力・温度を上げてしまう。