>>562
必要増速度は、衛星設計段階で顧客が決めること。
F9は、通常のGTO以上の軌道に投入(衛星側の負担減)したこともあれば、
重量級の衛星を、GTOに少し足りない軌道に投入(衛星側の負担増)したこともある。

日本はアリアンに対抗するため、敢えて数字を下げてでも1500m/sを使う。
当然、1800で構わないなら、能力は上がる。

>>564
Block-5は既に、GTOへ5.8トン投入して、洋上回収に成功してる。
Block-4までの能力(同条件で5.4トン程度)を超えている。

>「エンジンに無理をさせない」はLoad-And-Goと矛盾する。
何も矛盾しない。
Load-And-Go(=過冷却) の目的は、搭載推進剤の絶対量を増やすこと。
同じ容積のタンクに、より多くの(重量の)推進剤を搭載することで能力を上げる。
その分、エンジン圧力を下げる余裕ができる。

また、ターボポンプやCOPVなど、NASAの指摘内容に沿った改良・設計変更は実施している。
だから書類審査の最終段階まで進んでいるし、夏には(一部の委員を除き)ASAPから極めて高い評価を受けた。