>>539
コーニグスマンは同じ講演の中で、従前どおりのLEO能力(22.8トン)も提示しており、
そのときの表にはLEOとTMIの記載はあるが、GTOの数字が抜けている。
一方で、GTOに関してはその直後の表で、
以前(GTOに8.3トン)よりも大幅に小さな数字(6.5トン)を図示している。
その時に、「それ以上(使い捨てで6.5トン以上)飛ばしたこともあるけど」と発言しているようだね。
なぜGTOとそれ以外で使い方を変えるのかは知らないけど。

なぜ敢えて能力を落としたのか、その理由は講演では説明されてないようだけど、以前俺が推測したように、
・10回再利用するために、エンジンは極力無理をさせない、安全運転で使う
・エンジンを傷めないよう、無茶な急速逆噴射(以前、自殺マニューバと呼んでいた方法)は控える
 (切り離し後の超音速逆噴射が、一番エンジンを痛めているそうだ)
・回収失敗しないよう、燃料も十分に残して切り離す
こんな感じかと。

あと、使い捨てで能力低下に関しては、
・10回再利用した後の、最後の1回を使い捨てに利用するので、やはり無茶はできない
・そもそも使い捨ては嬉しくない。あまり注文しないでくれ、それよりFH-8000を使ってくれ
こんな感じの意図があるのではないかしら?

どちらにしても、今後の10回再利用に本腰を入れた変更だろうから、
さらに安い価格を提示可能なんだろう(実際に値引きするとは言ってない)
それでもH3が対抗できる可能性はあるが、H2Aでは話にならんだろう。

先日の契約で、FHを使って静止軌道に直接投入する契約も結んだようだから、
顧客が希望すれば、儼=1500/sの提供も可能かと。
(そうなると更に能力低下するので、H3にも勝機はある?)