ロケットのコスト最小化より,衛星や地上系含めてのコスト最小化が意味あるわけで.

SLIM 月着陸機も.当初案のイプシロンロケット打ち上げでは,
キックモーターが必要ということと,
月着陸機にミッションペイロード余裕が無い(工学ミッション以外の科学機器が積めない)と
いうのがあって,乗り換えた.

静止衛星の電気推進は,電気推進の開発費用と,ロケット側の費用と,軌道に載せるのに
必要な時間(半年ー1年)などのバランスで採用するかが決まるわけで,
ロケットの打ち上げ費用削減だけで決まるわけではない.

>>513

・火星探査機アル・アマル(2020)は,1.5t なので,H3-30S ではまず上がらない.
・火星衛星サンプルリターン MMX (2024) は 3.4t で,H3-30S では無理,
H3-22S でもやや大変.


MMX 当初案では,
>>511
のように探査機側を電気推進で加速する案があったが,時間がかかりすぎるので
探査機側を化学推進,ロケットに余裕もたせる案に変わった.