H-IIA/B,H3ロケット総合スレ part77
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
今どき2トンの静止衛星なんかほとんど無いだろうけど >>466
>>465
ありがとう。
今時の静止衛星打ち上げには対応できないのね(まぁ、あたりまえか)
ファルコンがデュアルローンチした全電化衛星一基ならなんとか上がるかな
はやぶさやあかつきくらいの探査機なら楽に行けるのか
まぁ次のMMXは3.4tもある大型機だからお呼びじゃないんだろうけど >>467
財務省「次のひまわり、全電化ならh3 30sでいけるやん」
と言ってくるに1票 そういや最新のFalcon9の能力は使い捨てで6.5t、増速量1800m/sだったな。 主力はH3-22S、H3-32LでH3-20Sの出番はほとんど無いだろうな。 >>472
そりゃ、20ならそもそも殆ど浮かばなだろうしな スペースXと同じ、以前の日本と同じ(2段高度化前)、1800m/sでいいなら、
GTOは3割増しくらいだな。 H3-30型で、2.5トンくらい?
その分、衛星側の負担が増えるが。
欧州のアリアンスペースに対抗するには、1500m/sでの表示が必要。 >>473
うぐぐっ…
H3-30Sです…
20Sでも浮くことぐらいはできるかも 過去のH2A39基中H3-30Sで間に合うのは22基と予想
なんで、過半数はH3 30Sで大丈夫っぽい。今後の衛星のトレンドが変われば知らんけど そこらへんの能力的アップで、メタン燃料のネタが絡むのだろう。
都市ガスは100年前のH2+CO時代(石炭・石油ガス)にインフラを作って、
3倍高火力の天然ガス(メタン)に転換してインフラの能力倍増である。
都市ガスで出来たのだから、LE-9の燃焼室でも検討して味噌。
という無謀な無茶振りが生まれるのはデスマ的に自然な流れ。
それでも
日本もフライバックブースターを造れとか、
酸素リッチ二段燃焼のBE-4モドキを造れなどと
斜め上に弾けないだけ自重している。 >>464
>>465
http://fanfun.jaxa.jp/c/media/file/media_jaxas_jaxas074.pdf
の10ページ
「SRB-3が0本、つまりSRB-3を使わない場合には、GTO(静止
トランスファー軌道)に運べる重量は約2トンです」
>>476
いやいや,H3-30S の能力は H-IIA 202 の 7-8割なので,
準天頂衛星など打ち上げられない物が結構ある.
>>469
準天頂衛星の全電化推進とか,数が多いのでメリットも大きいはずだが,
2023年度の3機打ち上げ予定には多分間に合わんだろう.
2022年度の Xバンド防衛通信衛星3号機も,全電化推進への設計変更は厳しいのでは? アンカーミス
X>>476
O>>478
ちなみに,
http://fanfun.jaxa.jp/c/media/file/media_jaxas_jaxas074.pdf
の SRB-3 の記事では
「また今回、設計だけでなく製造工程から見直してコスト低減を
行いました。製造・検査の自動化など、地道にコツコツとコストの
削減に努めました。燃焼パターンを一つにしたことも、必要となる
治具や保管場所などを集約できるので、コストダウンにつながっ
ていると思います」
なので,SRB-3 もかなりコストダウンする見通しだろう.
なお,このスレではあまり話題になってないけど,
(火工品を使わない)低衝撃衛星分離機構が地味だけど,結構大事な点かも
H-IIA 第2段高度化の過程で開発されたものだが,H-IIA 30号機ではダミーで試験,
実運用はイプシロンロケット3号機が初めて
http://www.jaxa.jp/press/2017/09/files/20170905_epsilon.pdf
H3 ロケットではもちろん使うはずだが,H-IIA でも運用予定(いつから?) H2A202型の場合
標準静止トランスファ軌道…4000kg with 1800m/s
ロングコースト静止トランスファ軌道…2970kg with 1500m/s
https://www.youtube.com/watch?v=9Q67HoIRfKU
H2A高度化の軌道遷移のCG
http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/files/20151030_f29.pdf
高度化非対応だと1500m/sで静止軌道に入れられない。
LE-5Bの高度化は大きな飛躍だったんだな。
森田プロマネの言う「下段で頑張っても大して美味しくない」の意味が改めて分かった。
http://www.rocket.jaxa.jp/engine/le5b/firingtest.html
LE-5B-3の累計燃焼時間 3251秒(3MPa以上)+1002秒(0.1MPa)
LE-9のメタン化対応を合わせて推測すると、燃焼室の疲労限界を確認してたのか? H3は2段目が従来より太くなる分、上段への負荷を下手にかけると効率が悪くなりそう。
液水用複合材タンクが実用化されれば話は全く変わるだろうが >>482
最後,LE-B3 では,ターボポンプの疲労が問題
http://www.rocket.jaxa.jp/engine/le5b/
「
また、「H3ロケット」では2段エンジンの作動時間がLE-5B-2の534秒から740秒に
延長されるため、FTPタービンが高サイクル疲労によって損傷しないように、
「LE-5B-3」エンジンではFTPタービンに作用する圧力や温度の変化を低減する
タービン構造に改良することで、高サイクル疲労を抑制し、長寿命化を図っています。
」
なお,要素試験に比べ,実燃焼試験ではタービン効率がやや上昇している
https://www.eucass.eu/doi/EUCASS2017-189.pdf
の Fig. 8
駆動する水素ガスの温度が上がって,タービン動翼とケーシングの隙間が減ったため 誤解を恐れずに言えばH3-30Sは、「官需の大半を占めるSSOへの打上費用を半額にしろ!」という政府の無茶振りへの対応策だから、需要は多いかと。
MHIからすれば、
お前らがGTO4トンに特化したロケット作れというからH-II/H-IIA作ったんだろうが。需要予測間違えたのはお前らだろ。
打上失敗時のリスク云々言わずに、SSOに衛星打ち上げる時は素直に2機まとめてあげろ。そしたらH-IIAつかっても今すぐ半額になるだろ。
と心の中で思っててもおかしくない。
まぁおかげで結果的にロケットの需要が増えたので口にはしないだろうが(苦笑 https://www.youtube.com/watch?v=BXXnE6N7wSE&feature=youtu.be&t=3306
岡田プロマネの表情から、HTV-Xによる軌道間輸送を前提としてH3は企画されたと思うがね。 衛星市場なんざ、創薬に比べればハナクソ程度だと何度も教えてやってるのに
SSOガーとか、バカなのか? >>485
官需で SSO 軌道の IGS の割合が多いといえばそうなんだが,
GTO もしくはそれに準ずる軌道へのうち上げは,
準天頂衛星が7機体制になったとか,防衛省の通信衛星3機体制とか,
光データ中継衛星やデータ中継衛(片方は IGS 専用)等
で官需衛星の構成も変わりつつある.
もう一つは,日本の SSO 軌道衛星の寿命が伸びていること,
かつては5年未満だったものが,5年以上,場合によっては9年(初代いぶき)になりつつあり,
相対的に SSO 衛星の割合が減っている.
(かつての日本の SSO 衛星の寿命が短すぎたともいえる) あと,SSO 官需の大半を占める IGS は,ロケットに価格より(実績)信頼性を
優先しているようで,2023年度まで H-IIA 利用
(設計上は H3 ロケットの方が信頼性高くっても,実績値ではそうなる)
ということで,2023年度までの H3 ロケット打ち上げの内,H3-30S は2割.
>>485
は1行目から間違ってないか? てかまぁ、同じロケットでソユーズからアリアンVまで対応しますよ
ってのもH3のテーマではあるんだろうなぁ H-IIAはH-IIの改良版で、
H-IIは80年代に、「NTTの静止衛星(2〜4トン)上げれるように」「将来はHOPE上げれるように」
みたいな発想で設計されたものだろう。
アリアンVが同時期に、エルメス前提で設計されたようなもんで。
情報収集衛星が構想されたのは90年代終わりで、
1機ずつ上げるようになったのはH2Aの事故後で。
商業受注が伸びず、H2Aでも能力持て余すことが多くて、
それらの事情がH3のグランドデザインに反映されたものかと。 おじいちゃん
成層圏プラットフォームは通信技術の発達で無価値になりましたよ。 おじいちゃん
生まれた時からおじいちゃんだったの? チョンの気象衛星千里眼がおフランスのロケットで打ち上げなんですか?
JAXAは韓国に関してはお断りになっちゃったですからねえ。 >>494
ところが、ソーラープレーンの成功で再評価されてるんだな。 H3 ロケットは,H-IIA202/204 と H-IIB を統合するという目的も忘れてはいけない.
H-IIA と H-IIB は同じエンジンは使うが,第1段胴体直径や段間部やフェアリングの違い
等で生産ラインは別物,射場設備も別.
で,コストが無駄に上がっている.
また,H-IIB は事実上 HTV 専用機(H-IIA と別機体とみなされ,静止軌道打ち上げ実績がカウントされない)
H3-30S/22S/32L/24L は生産ライン,射場設備は同じ
H3-24L は HTV-X 以外に海外の静止軌道衛星も狙っている.
(JAXA/MHI は複数の外部の調査会社に委託して需要予測もしている)
http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/files/20160720_h3.pdf
の16ページ
>>493
H3 ロケットは H-IIA だけじゃなく,H-IIB の後継機でもあるわけで 究極に切り詰めれば、機密度と外国からの妨害が考えられる情報衛星だけを種子島の顧客にして、その他の全てをアリアンに発注しても構わないわけで、H3がSSO打上重視なのは当然である。
しかし、それでは次世代宇宙産業は育たないし、アメリカ国内ですら官需頼りのデルタとアトラスがFalcon9に喰われて四苦八苦している。
SSO重視・官需優先であっても、SSO専用機などは新規に作れません。 >>494
いや?通信技術の発達でむしろ需要が出ている
・山岳部でも電波強度が得られる
・静止衛星と違ってタイムラグがない
・タイムラグの少ない低高度衛星だと膨大な数が要る >>497
>>500
なら、JAXAの先見性を称賛したら? >>494
全然無価値になってないし、
人工衛星とくらべて、低空から地上を観測できたり、通信中継をできたりできる。
いまでもあちこちの国で研究をしてるよ。
どうやって長時間同じ場所で滞留できるかって所がネックで諦めてる。
https://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=219871
韓国の記事だけどご参考に、ちなみに気球なら簡単に上がれる。 >>494
>>495
>>497
>>500
>>501
>>502
板違い
>>499
デルタは知らんが,アトラス5 はシグナス宇宙船や,OSIRIS Rex 小惑星探査機
InSight Mar 火星探査機など
上げているし,将来はCST-100, DreamChaser 宇宙船など,
これらはいずれも H3-30S では上がらない. 惑星探査機なんて上げる機会日本じゃあんまり無いしな ギニアまでソユーズ持ってきて打ち上げたりしてるわけで、
30Sの需要が官需だけとは言いきれない
そもそもSSO衛星の需要は日本だけではないし
それから、電気推進系の進歩で衛星が小型化するのがトレンド化する可能性も一応念頭に置くべき >>499
前半,機密度では,
防衛省の通信衛星「きらめき」3機(静止軌道)
IGS 用データ中継衛星(静止軌道),将来的には2機
どちらも H3-30S ロケットでは上がらない.
将来的に防衛省で早期警戒衛星を整備する可能性があるが,
H3-30S ロケットの能力以下に収めるのは難しいだろう.
>>506
・火星探査機アル・アマル - 商業打ち上げアラブ首長国連邦(2020年度,H-IIA ロケット)
海外受注5件のうち1件が惑星探査機!
(月探査機かぐや(2007),金星探査機あかつき(2010),小惑星探査機はやぶさ2(2014)の実績が評価されたんだろう)
・SLIM 月着陸機 (ひとみ代替機と一緒,2021年度,H-IIA)
SLIM は H3-30S で上げられそうではあるけど,「ひとみ代替機」と一緒だとどうか?
・Destiny+, 小惑星 Phaethon のフライバイ,(2021年度,イプシロンロケット)
・火星衛星サンプルリターン MMX (2024年度,H3 ロケット)
まあ,ソユーズロケットでも惑星探査機うち上げ実績あるので,
H3-30S でも可能性はあるけど(2段目の構造質量等にもよる) >>506
日本の主力惑星探査機シリーズ
PLANETゥェェ
最初の「すいせい」以来、40年近くの間に3回しか行われてない。(゚ω゚) 何にしても、50億円は魅力的だな。
探査機は、冗長性を重視して設計されるべき。
制限重量ありきではどこかに無理が来る。
H3-30型だと、惑星探査機は最大何トンくらい行けそう? MMXもそうだけど、惑星探査でも電気推進でちまちま加速するより
大きなロケットに化学推進系の探査機乗せてドーンと言った方が手っ取り早いよな
運用スタッフや設備にも限りあるんだし SRBのコストがわからないが、十分安ければあかつきクラスのバスに
DESTINY絡みで開発中の軽量太陽パネルを大量につけて
木星圏に探査機を打ち出す案も出るかもしれない >>510
日本の惑星探査機はM-V時代のバスから大して進歩してない。H-IIA打ち上げに変わっても、過酷な重量制限が緩和された程度で、H-IIAの能力をフルに生かすような大型探査機なんか作る金も人員もない。
結果として、H-IIAの能力を大きく持て余し、カウンターウェイトをしこたま積み込むことになる。
H-3標準型でも十分過ぎるだろ。 ロケットのコスト最小化より,衛星や地上系含めてのコスト最小化が意味あるわけで.
SLIM 月着陸機も.当初案のイプシロンロケット打ち上げでは,
キックモーターが必要ということと,
月着陸機にミッションペイロード余裕が無い(工学ミッション以外の科学機器が積めない)と
いうのがあって,乗り換えた.
静止衛星の電気推進は,電気推進の開発費用と,ロケット側の費用と,軌道に載せるのに
必要な時間(半年ー1年)などのバランスで採用するかが決まるわけで,
ロケットの打ち上げ費用削減だけで決まるわけではない.
>>513
・火星探査機アル・アマル(2020)は,1.5t なので,H3-30S ではまず上がらない.
・火星衛星サンプルリターン MMX (2024) は 3.4t で,H3-30S では無理,
H3-22S でもやや大変.
MMX 当初案では,
>>511
のように探査機側を電気推進で加速する案があったが,時間がかかりすぎるので
探査機側を化学推進,ロケットに余裕もたせる案に変わった. >>514
日本の惑星探査機は、と言った。
はやぶさ2 600kg
あかつき 518kg
初の1トン超えの惑星探査機打ち上げかー
お客様がお金持ちなのは良いことだ(棒 MMXって調べてみたら殆どプロペラントとロケットなんだな
探査機本体ははやぶさより小さい150kg
全体構成だと史上最大クラスの火星探査機らしいがw >>516
フォボスグルントも、機体の半分以上が惑星間航行用の推進モジュールと燃料だったな。 >>512
検討段階だけど,
ソーラー電力セイル探査機による外惑星領域探査 OKEANOS
https://repository.exst.jaxa.jp/dspace/bitstream/a-is/876325/1/SA6000118020.pdf
試算では 1.4t だけど,木星遷移軌道に投入となると,H3-30S では無理だろう.
20-30 年かかる計画なので,ロケット側で余裕持たせて時間短縮と言うのが
現実的にありそうだな.
(キックモーター積むとか)
>>515
MMX は無視ですか. つか、フォボス・グルントは帰還用燃料込みで13トンの巨大探査機じゃねーか。
MMX?化学推進で3トンとか、本当に帰ってこれるのか? >>516
>MMX
>探査機本体ははやぶさより小さい150kg
oh... >>515
ロケットの能力を自分から制限していては,お金持ちのお客さんも獲得できないわけで.
(ソユーズロケットクラスではまず無理,プロトンは信頼性に疑問があったのだろう)
惑星探査機ではないけど,(地球ー太陽)ラグランジュ点での天文衛星 SPICA
質量 3.6t 見込みで,H3-30S では上がらない.
(H3-22S/32L なら大丈夫か)
>>519
でも,フォボス・グルントは失敗したんだよねえ.
ソフトウエアの問題が原因らしいけど.
まあ,日本もひとみ衛星でやらかしたことはあるけど >>519-520
ある意味では、正しく「M-Vでは実行不可能だったミッション」に初挑戦するわけやね。 全体の質量は3400kgで、そのうち往路モジュールが1900kg、
探査モジュールが150kg、帰還モジュールが1350kg
とある。
往路モジュールは火星軌道に乗り、フォボスとランデブーする、
という複雑なミッションをする為の装置だから
応用すれば静止衛星を直接投入なんて方向にも転用できるんじゃないか
というよりは、それ用の実証試験機という側面もあるのかな >>522
MMX は,化学推進では H-IIA 202 でも不可能だな.
かぐや(2007)もヘビーだったけど(H-IIA 2022)
M-V から切り替え数年は,探査機がロケットの能力を生かし切れなかったが,
10数年たつと,H3-30S の能力オーバーの探査機や観測衛星が出現するのも当然か. >>524
ソーラー電気セイル(木星圏探査機)構想も科学推進式に衣替えして
H3 22s以上の仕様で打ち上げる話がそのうち出てくるんだろうな >>521
お客さんを獲得とか考えちゃう時点で日本の宇宙開発の独立性が揺らぐのだな。
特別なお客さんは無し。H3はアリアンがトラブったり混雑した時のバックアップ程度で考えないと足元を掬われます。
歴史を振り返れば、1960年代にはYS-11の販売不振を日本社会党がネタに叩いて生産終了・会社解散というアカ豚の得意な妨害も成功している。 >>526
今ひとつ,文脈が分からない.
商業ユーザーの獲得が,「日本の宇宙開発の独立性」をどう揺るがすわけ?
仮に H3-30S の能力の限界でもって衛星や探査機をその枠内で収めるとしたら,
「日本の宇宙開発の独立性」が担保できるのか? >>527
521に書いているような、
外国顧客を当てにして、スペック厨が悦びそうな
大型ロケットを作る意味は無いのだよ。
日本ではその手の企画書は9割方落とされるけど、
間違って通すと「バカ査定」と囃されます。 >>528
では,大型ロケットの H-IIA 204 や H-IIB は不必要であると.
将来的には H3-30S 以上の能力が必要な HTV-X や MMX 計画も止めてしまえと
なんか,むしろ,「日本の宇宙開発の独立性」を奪っているような. そもそも,火星周回軌道にアル・アマルのような1.5t の探査機を送るロケット能力は,
「スペック厨が悦びそうな大型ロケット」
と言うほどでもないようだが?
(Soyuz ロケットクラスでは無理だけど)
火星軌道に 3.4t (MMX)ならば,結構なロケット能力を要求されるけど,
あれは日本の計画だし,
「スペック厨が悦びそうな大型ロケット」なのだろうか?
GTO 6.5t のロケットなら余裕.
というか,
>アリアンがトラブったり混雑した時のバックアップ
には,せめてこの程度の能力が無いとダメ.
「スペック厨が悦びそうな大型ロケット」というと,Delta Heavy か Falcon Heavy クラスかな? >>519
フォボス・グルントはゼニットロケットで一旦LEO(207×347km)にのせて,
探査機側で火星遷移軌道に加速する予定だったから,
探査機の質量がやたらでかい.
(探査機が LEO から火星遷移軌道への移行に失敗したけど)
ロケットで直接火星遷移軌道に送り込むなら,探査機はずっと軽くて済む. 地球周回軌道にのった時点で13トンでも、
スラスタをふかして地球軌道を離脱して太陽周回軌道にのった時点で約半分になってるのかな。
火星付近で減速のために逆噴射すればさらに減ると。 難しいところだね。
値段が高すぎると顧客が付かない、安すぎると自社の利益や国内産業が先細る。
能力が低すぎると、需要に応えられず、外国に依存することになる。
能力が高すぎると、無駄に高コストになり、困ったことになる。
だが、H3は良い設計だと思うね。
・30型は安い。政府も、国内研究機関も、海外顧客も嬉しい
・バリエーションが容易だ。コストダウンしたSRBを追加するだけで、ほとんどの需要に対応できる
・政府以外の顧客がいても、いなくても、コスパの良い機体が用意されている
攻(顧客獲得が期待できる)・守(政府需要にフィット)の揃った、スキのない設計だ。
需要を計算し尽くして能力を設計し、無駄を省いている。 昔ドレッドノートって戦艦があって
イギリスが日本海海戦を分析して革新的な新鋭戦艦を急造したせいで
英国自身の戦艦を含め、世界中で建造中だった戦艦が完成前に旧式化したって事例があってなぁ
ヴァルカンもH3もアリアン6も、なんかそれと同じになりはしないかって思いがな ヴァルカンが政府専用のゴミなのは誰もが知ってるだろう。
最小型でも1億ドル(初期計画)だぞ。
アリアン6がやらかしてしまったのも有名。
初期デザインが奇抜すぎたこともあるが、無難な現行デザインでも
「どーすんだよこれ・・、早く次の開発しろよ」みたいな感じ。
こちらも小さい方(A62)が1億ドルから。
H3-30型が50億円(4400万ドル)実現できれば、
何らかの需要はあるだろう。
ファルコン9は時々、各国の地球観測衛星を打ち上げる。
ファルコンには小さすぎる貨物だ。
そいつを頂こう。 Falcon9は増速量1800m/sで6.5tだろ?
高度化前のH2A204と変わらない。
上段の性能はクソだしな。 >>535
あっちは再使用がフル稼働すると、40億円でも採算取れそうだから、
その価格だと厳しいのでは…。 https://www.youtube.com/watch?v=0IU41zpzWUE&feature=youtu.be&t=868
Falcon9は再使用だとH2A202程度、使い捨てだとH2A204程度の能力しかない。
http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/files/20151030_f29.pdf
普通に考えて、衛星側が増速量を増やすトレンドにはならんでしょう。 >>533
コアステージのクラスタ数が2機と3機で2種類併存してるのはモジュールロケットとしてスジが悪いのではと言う説はある。
>>535
アリアン6はH3と同様に半額が目標で登場時期もH3と同じくらいだから、
現状のアリアンV対H-IIAの状況が相対的にそのままだろう。 >>532
第一宇宙速度から第二宇宙速度への加速で,ヒドラジン系使うと,
元の質量の 1/2.7
13.5t/2.7=5t
火星遷移軌道に 5t で,MMX 3.4t はその7割だから見かけほど大きな違いではない.
ゼニットロケットは.火星遷移軌道には直接投入できないのかな?
パワーはあるけど,精度が不十分とか.
Mars Express をソユーズロケットで打ち上げたときも,
200km の地球周回(パーキング)軌道に上げてから,次に火星遷移軌道.
Mars 96 もパーキング軌道にのせてから,火星遷移軌道の予定だった
パーキング軌道から火星遷移軌道への加速で失敗. >>540
コアがモジュールなのでは無く、
エンジン周りがモジュールと考えるべきでは。
タンクが全体の構成のベースとなり、
「エンジン数はどうします?」「SRBは付けますか?」って感じ。
アリアンにとって不利なのは、
・A6は再び、デュアルでなければ競争力を持たない価格設定である
・デビュー時には、円熟期を迎えたファルコンが待ち受けている
・日本のロケットも、ついに国際標準の競争力を持った価格帯を出してくる
何より苦しいのは、「アリアン5の時代は、自分がチャンピオンだった」という点。
チャンピオンは、今までと同じように勝ち続けて、初めて現状維持となる。
少しでも客を取られたら、それは現状維持できていないことになる。
ほぼゼロからの上積みを目指すH3とでは、勝利条件が違う。 >>540
ESA は,アリアン5とべがロケットの他,ロシアからソユーズロケット購入して対応しているけど,
アリアン6では整理がつくのかね?
H-IIA と H-IIB は H3 ロケットでは 1シリーズで統合しているけど.
それから,アリアン5では政府補助が結構な額で,アリアン6ではそれを無くすのが目標と
聞いているが,実行できそうかね?
アリアン5での惑星探査探査機の打ち上げは案外少ない.
18号機,Rosetta 小惑星探査機
明日の BeppiColombo (水星)
地球ー太陽のラグランジュ点含めても
44号機,ハーシャル宇宙望遠鏡 >>537
OneWeb みたいに SpaceX 避けている会社もあるからなあ,
インターネット衛星コンステレーションでライバル関係.
SNC の Dream Chaser はそこまでの確執は無さそうだけど,
Atlas 5 で打ち上げ(フェアリング容積の関係?)
シグナス宇宙船も,アンタレス失敗の直後には Atlas 5 (3回)使ったしな
もう1回,2020年にシグナス宇宙船は Atlas 5 で打ち上げ Arianeは6をコストダウン優先の保守的設計に押さえる一方で
既に6後継機の要素研究を色々と表に出していて
1〜4時代の開発サイクルに戻そうという明確な意図が見えるが、
協力の方向性を見るとH3も足並みを揃える方向になるんだろうか。 Ariane 5 の惑星探査機打ち上げ少ないけれども,
もっと無いのは Falcon 9
H-IIA は39機打ち上げの内,金星探査機1,小惑星探査機1,月探査機1で実は結構多い. >>547
それでは,惑星探査機を上げている割合の多いロケットをどうぞ紹介してください. >>539を完全スルーとは、余程都合が悪いらしい。 やたらと空行を使う人がいるけどコテハンつけてくれないかな 惑星探査機が国家のロケットを使いがちなのは、
・探査機の保有者は、ほぼ全て国家だから
・構想や開発に長期間かかり、多くがF9が信頼を得る2017年以前からの計画
・探査機開発の方がコストかかるので、ロケット代金の差額は誤差の範囲、むしろ信頼性が大事
・国家ロケットの経営的保護
こんなところか。
今後注目なのは、NASAの「エウロパランダー」。
SLSを使う予定だが、FHに乗り換えれば1000億円以上のコスト削減になる。
これはエンケラドゥスへの探査機計画を追加できるくらいの差額だ。
>>550
コテハンつけてくれたら、どうするの? Falcon9がいくら円熟しても、客は見向きもしない訳だが。 >>543
ソユーズロケットの代わりにしようとしているのが、A62だよな。
しかし能力的・価格帯的には、1段上のランクになる。
むしろソユーズロケットに匹敵するのが、H3-30型か。
A64は1.2億ドル、A62は1億ドルと言われているから、
A64をデュアルで使う分には何とか競争力を保てるだろうけど、
A62はキツいかもね。H3-22型とか32型の射程範囲にもなるし。
A6はかつて、シングルローンチで”トリプル7”の構想だった。
開発期間7年、価格7000万ユーロ、GTOに7トン、だったかな。
これだと能力的・価格的に、H3のライバルという感じだったが。
現行A6案は、デュアルロンチ能力を温存するために、少し高価格帯にシフトしたか。 >>545
アリアン6ってコストダウンって言うけど、メインエンジンはアリアン5のヴァルカンの改良型で
基本的にブースターを巨大化して能力を上げるって感じみたいだから
大幅なコストダウンは難しい気がするけど
プロメテウスとかいう開発中のメタンエンジンが完成してからが本番じゃないかな >>552
毎月商業衛星打ち上げてるニュース入ってきてるがアレは夢か幻か?? >>555
コスト? > 衛星寿命
じゃないですか?
>>539についてコメントどーぞ。
2020年以降はH3とアリアン6が就役し、低コストかつ増速量1500m/sが基準になる。 >>556
同じ時期に1発700万ドルでBFRが打ち上げられたらどーすんだ >>557
最近、必死にBFRBFRと連呼してるのは>>539が原因ですね。 >>557
そもそも,OenWeb 社みたいに SpaceX を避ける大口顧客が存在する.
(インターネット衛星コンステレーションで競合,ソユーズ,アリアン6,New Glenn で打ち上げ予定)
DreamChaser も Atlas 5 打ち上げ予定で,SpaceX を避けているように見える.
フェアリングサイズの問題かもしれないが,後者なら SpaceX 社は顧客の細かい
要望に応じてない.
あと,裸の運用コストはともかく,巨額の開発費はどうやって回収するんだろう?
Falcon 9 も裸の運用コストは下がっているのかもしれないが,
開発費カバーのためか事前に宣伝していたほどには顧客にたいし下げてない. >>539
コーニグスマンは同じ講演の中で、従前どおりのLEO能力(22.8トン)も提示しており、
そのときの表にはLEOとTMIの記載はあるが、GTOの数字が抜けている。
一方で、GTOに関してはその直後の表で、
以前(GTOに8.3トン)よりも大幅に小さな数字(6.5トン)を図示している。
その時に、「それ以上(使い捨てで6.5トン以上)飛ばしたこともあるけど」と発言しているようだね。
なぜGTOとそれ以外で使い方を変えるのかは知らないけど。
なぜ敢えて能力を落としたのか、その理由は講演では説明されてないようだけど、以前俺が推測したように、
・10回再利用するために、エンジンは極力無理をさせない、安全運転で使う
・エンジンを傷めないよう、無茶な急速逆噴射(以前、自殺マニューバと呼んでいた方法)は控える
(切り離し後の超音速逆噴射が、一番エンジンを痛めているそうだ)
・回収失敗しないよう、燃料も十分に残して切り離す
こんな感じかと。
あと、使い捨てで能力低下に関しては、
・10回再利用した後の、最後の1回を使い捨てに利用するので、やはり無茶はできない
・そもそも使い捨ては嬉しくない。あまり注文しないでくれ、それよりFH-8000を使ってくれ
こんな感じの意図があるのではないかしら?
どちらにしても、今後の10回再利用に本腰を入れた変更だろうから、
さらに安い価格を提示可能なんだろう(実際に値引きするとは言ってない)
それでもH3が対抗できる可能性はあるが、H2Aでは話にならんだろう。
先日の契約で、FHを使って静止軌道に直接投入する契約も結んだようだから、
顧客が希望すれば、儼=1500/sの提供も可能かと。
(そうなると更に能力低下するので、H3にも勝機はある?) >>559
そりゃ、既に受注も満杯で、ライバル社が60億円までしか下げられないのがバレてるなら、
仮に30億円まで下げられるとしても59億円の値段付けて当然だろう。
俺も本当の価格を知りたいが、現状でSpaceXが自分から言うわけないんだよなぁ。
(バレたら、客からもっと値引きしろよ!って言われるから。) >>560
いくらエンジン寿命を気にしても、衛星に1800m/sの増速を要求することは変わらない。 >>562
そこが問題になるのは衛星が基本的にアリアンVでの打ち上げを前提に作られてるから
商業打ち上げのディファクトスタンダードがファルコンになれば、
その性能に合わせた設計の衛星が一般化する
日本の官需の衛星が基本ΔV1800m\s仕様なのと同じになるよ
で、H2Aは官需衛星は高度化機体を使ってない あと、再使用を軸に擁護したくてウズウズしてるのがバレバレ。
https://spacenews.com/nasa-investigation-linked-2015-falcon-9-failure-to-design-error/
単純にNASAに設計ミスを指摘され、強度アップ=ドライ増量にせざるを得なかっただけだろう。
NASAの指摘に従わなかったら、射場を使えず保険にも入れない。
「エンジンに無理をさせない」はLoad-And-Goと矛盾する。
酸素リッチに振って推力を稼がないと、持ち上がらんのだろう。 BepiColombo 打ち上げおめでとう.
>>546
今後,2020年に火星探査機アルアマル打ち上げもある.
(過去の H-IIA 探査機打ち上げ実績が評価された一面も)
>>551
Falcon 9/Heavy はフェアリング容積が不十分と言う制限もある.
とくに打ち上げ質量の大きくなった FH で目立つ.
DreamChaser の他,Bigelow Aerospace の B330 が Atlss5/Vulcan ロケット打ち上げ.
後者は FH のフェアリングに入らない.
この他, Falcon 9 は GTO 以遠での,航法精度に問題あるかもしれない
GPS と慣性航法装置の組み合わせでアビオニクスのコストダウンを図っているようだが,
GTO より先では GPS が使えず,精度が落ちる.
Europa Lander (NASA) については,質量だけでなく,結構かさばりそう
(探査機本体他,木星周回軌道に入るための固体ロケットや着陸のスカイクレーン含む)
まあ,それぞれ技術開発すれば,済む話だけど,フェアリングについては
SpaceX は大型化より回収再使用にこだわっているからな(あれ,成功したんだっけ?) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています