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宇宙作家クラブ ニュース掲示板

http://www.sacj.org/openbbs/

に、8月25日、26日の記者会見の質疑応答が紹介されてます。

ちょっと驚いたこと

Q.SRB−3の最初のフライトは何号機か。
A.まだはっきり決まっていないが最短で1号機。1号機と2号機がどうなるか確定していないため、1号機になっても間に合うようにする。



南日本新聞・H3プロジェクトにおけるSRB−3開発の重要度。
岡田・今までずっとLE−9の説明をさせていただいていまして、SRB−3はなかなか表舞台が
なかったのですが、物凄く重要なアイテムですね。ロケットのバリエーションを調整するのに
無くてはならない存在です。我々はキー技術と言って、今回三菱重工さんが使っていただく、
ロケットをまとめてくださいという大きな構図がある中で、でもこの技術というのは残さないと
いけないからJAXAが直接開発をしますと宣言したひとつのアイテム。
ロケットエンジンLE−9と同等のキー技術という定義となっています。技術の重要性もそうですし、
ロケットの中でバリエーションを設けるという使い道からしてもそうです。
たまたまこれが無くても飛んでいけるバージョンもあるが、だからいいというものではない。非常に重要。



南日本新聞・SRB−3の開発費はいくらぐらいか。
岡田・個別の開発費はトータルで考えて、正直出し入れするところもあるので何とも言いにくい。全体として管理しているものです。規模感としては、H3の開発費1900億円とすると、その中でわりと大きい割合を占めている。1900億の中では無視できる規模間ではない。
LE−9と桁的に同じ感じ。



この他、SRB-3 のコストダウンに効いているのは、
・ TVC の削除、
・ 分離システムの簡素化
・ モーターケースの国産化
とあるけど、モーターケースの国産化はライセンス料節約だけでなく、
分離システムの簡素化で荷重の集中部分ができるけど、それに対処するには
モーターケースの国産化がキーだったということ。


イプシロンに使う場合は、TVC が残るので、そこまでのコストダウンにならないけど、
燃焼振動がなくなるのはメリット。

他に
LE-9
の開発にも触れている。9月中にもう1機燃焼試験(実機型#4エンジン?)
をして、それから BFT
今年度中にさらに1機(実機型#2エンジン?)