ロケットプレーン・キスラーは、理想は高く、面白く、方向性は悪くなかったが、
しかし自分ではあまり技術開発せずに、既存の伝統的宇宙企業に要素技術の開発を丸投げ、
当然、足元を見られて支出ばかり多くなり、資金が尽きて死亡、という結末。

アルマジロも非常に面白いけど、ロケット開発はスペースXより遥かに遅れ、
大富豪の創立者も支出に耐えかねたという感じだ。

スペースXは何が上手だったのか?
・最初は技術的にあまり無理をしない
・既存技術を上手に選定採用している
・ロケットのグランドデザインが良かった(ファルコン1・9共に)
・創業者CEOが富豪で、成功するまで(国家や顧客のパトロンが付くまで)歯を食いしばった

「経営陣が有能でずる賢く、技術陣は優秀でセンスが良く、かつ運が良かった」って感じかな?