テスラ取締役会は支持を表明するが、今のマスクは正念場
https://www.teslarati.com/tesla-board-full-support-elon-musk-most-painful-year/

驚異的なスタミナと屈服を知らない野心で突き進んできたイーロン・マスク。
彼は今、キャリアで最も辛い時期を迎えているのかもしれない。

テスラ経営において、彼は空売りに悩まされてきた。
全米で最も空売りされている会社は、テスラだ。
3000万株(総株数の1/6)が空売りされている状態だ。
株価は目まぐるしく動き、落ち着いた経営は困難だ。
先日の目を疑うようなツイートも、空売りをさらに増やしただけだった。

今年は特に酷い年で、もちろん週に120時間の殺人的な勤務によるところも大きいが、
マスクは疲れが溜まっていることを認めており、過労が体を少しずつ蝕んでいるのだ。
テスラ取締役会は彼らの偉大なCEOを全面支援するとしているが、迫りくる危機管理に追われている状態だ。
テスラは証券取引委員会(SEC)から召喚状を受けており、マスクは自らの行為が招いた新たな敵と対峙しなければならない。

そんな中、テスラはCOO(最高執行責任者)を欲しがっている、との情報が出てきている。
あまりい忙しいCEOの負担を肩代わりする役割だ。
それで上手く行っている例が、スペースXだ。COOで社長のグウィン・ショットウェルとの二人三脚が上手く回っている。
マスクは現在、テスラにCOOを置く予定はないとしているが、完全に否定しているわけでもない。
彼自身はテスラのCEOと会長を辞めるつもりは無いという。
「誰かいい人がいたら、紹介してよ。ボクより優れていたら、すぐに契約するよ」