再使用ってのが、現在のファルコン9程度に留まるなら、
コストを下げた使い捨て、つまり例えばH3が目指しているコスパなどで
なんとか対抗できるかもしれない。
でもどんなにコストを下げても、使い捨てである限り、BFRには勝てない。

ニューグレンが「本当の」次世代機などでは無いことは、既にみんな知ってるでしょ。
2段式ロケットである以上、上段はGTOに入ってしまう。
ここからの回収がニューグレンに可能かどうか、少し考えてみればいい。
BFRが低軌道に150トンと言うが、静止衛星をGTO(またはGEO)に入れて、
その後、地上に帰還するとなると、基本能力でそれくらいは欲しいのだろう。

ニューグレンは当初、BE-4Uという、「30回再利用できる」「二段燃焼サイクル」の、
「真空290トンf」という、高級で高価な巨大エンジンを毎回、上段用に使い捨てする設計だった。
馬鹿馬鹿しい話だ。
こんな設計が「本当の再利用」などであるはずがない。
BFS(BFR上段)が真空用エンジンと着陸用エンジンを両方具備してるのは理由がある。

今回、上段をBE-4UからBE-3Uに変更することになったが、もちろん開発の遅れも響いてるが、
何より、BFRを見て、「あ、こらアカンわ・・。上段の設計を変更しなきゃ」って思ったのでは?