http://spacenews.com/ariane-6-could-use-reusable-prometheus-engine-designer-says/

・アリアン6は2020年デビュー、アリアン5は2023年まで使う
・メインエンジンはヴァルカン2.1(1機搭載)で、現行エンジンの小改良版
・2025年にはメタンのプロメテウスエンジンに換装するかも(〜2030年まで幅がある)
・再利用をどうするか、悩んでいる
・年間12回打ち上げを目指すが、もし12回再利用すれば、年1機しかエンジン生産できない
・アリアン6は、アリアン5よりも40%価格割引きする計画だ
・だがESA加盟各国で各種部品の生産を分け合っているので、コスト削減の統合は難航するかも
・再利用型のライバル〜スペースXやブルーオリジンに負けないようにしなければ
・1ダースほどの3Dプリンター製造の部品を採用するかも
・最上段で複数の軌道に衛星投入したりするAPUと呼ばれる補助スラスターも3Dプリントで作る
・EUの政府には年間最低6機のアリアン6を発注してくれと要望している

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ここでも「再利用によるジレンマ」に悩まされているね。
再利用しないと根本的なコストカットはできない、しかし再利用すると大量生産によるコスト削減が難しくなり、
また各国のロケット部品製造業者は仕事がなくなり死んでしまう。
スペースXなどは主要部品を自社で内製するので、コストカットは自社のメリットになるが、
EU各国や多くの宇宙企業の寄せ集めであるアリアンではそうはいかない。
この点は日本も似たような問題を抱える。