>>928
この発言は重要な示唆を含んでるよ。

ロシア(旧ソ連)は、
・かつて、第一級の(まぁそれなりの)宇宙技術を誇っていた
・しかし国家が経済破綻し、宇宙分野にかける予算が減少した
・予算が無くなれば、人材も集まらなくなる
・既存の仕事を継続するのが精一杯で、新しいプロジェクトが出なくなる
・未来のチャレンジの展望が無くなり、有能な若者が宇宙を目指さなくなる
・少しずつ、しかし確実に、技術力が侵食されていく
・宇宙に賭ける情熱もだんだんと、失われていく
・国民は、「俺達は貧しいんだ!宇宙で飯が食えるか!」と厳しい視線を向け始める
・その間に諸外国は、十分な予算と、若くて情熱ある技術者と、国民の理解で、進歩していく
・「こんなはずじゃなかった!どうしてこうなった!?」と苛立ちの叫びが

何の事はない。今後の日本の社会の未来予想図だ。
今のロシアの姿は、将来の日本の宇宙開発の姿だよ。

宇宙開発が特殊な所は、この事業が、「未来への希望・情熱」を多分に含んでいる点。
国民が、「俺達の未来は明るい!楽しみだ!もっともっと発展するぞ!」と
心からそう思っているからこそ、莫大な投資が可能になる。