失敗しても良い。
その失敗が「国際競争力のある超小型打上げシステムの実現」につながことが重要。
『軽量化のために施された様々な設計変更が複合して電線が断線』という失敗では「次」が見えない。

既存の2段式観測ロケット(弾道飛行用)を軽量化するという手法での「衛星打ち上げの研究開発および実証実験」という計画が、そもそも無理ではないのか。
次の打ち上げが成功するにせよ、失敗するにせよ、SS520 の経験が「国際競争力のある超小型打上げシステムの実現」に繋がるという匂いがしない。

「予算がないから無理だらけの研究開発および実証実験しかできない」と嘆いているであろう現場の人が、あまりにも気の毒だ。
研究開発では士気が高いことが決定的に重要。そこに早く気付かないと失敗は連鎖する。