一人暮らしの人のうち、20代〜60代まで、貯蓄が1000万円以上あると答えた人の割合は以下のようになっています。
●20代……2.0%
●30代……12.6%
●40代……14.3%
●50代……21.6%
●60代……46.8%
さすがに一人暮らしの20代の人で、貯蓄1000万円以上という人はわずかな割合です。ところが30代になると12.6%に増えます。
「9人に1人の割合」と考えると、意外と多いと感じるかもしれません。
40代、50代になると割合はさらに増えて、4人に1人くらいの割合、60代になると、およそ2人に1人の割合になります。

では、二人以上の世帯の場合はどうでしょうか。
20代〜60代まで、貯蓄が1000万円以上あると答えた人の割合は以下のようになっています。
●20代……0%(一人暮らしでは2.0%)
●30代……13.6%(一人暮らしでは12.6%) 
●40代……21.2%(一人暮らしでは14.3%)
●50代……38.9%(一人暮らしでは21.6%)
●60代……45.7%(一人暮らしでは46.8%)
二人以上の世帯でも一人暮らしと同様に、やはり20代から年代とともに割合が上がっています。
また、40代、50代では、一人暮らしの人に比べると、
二人以上世帯の人の方が1000万円以上の貯蓄がある割合が高くなっています。
ただし、30代や60代では、双方でそれほど大きな違いはありません。
二人以上世帯には、結婚して夫婦で収入がある人、働いているのは夫(または妻)だけという人などさまざまな背景の人がいます。
30代は、結婚などにより住宅を購入したり、子どもの教育費がかかったりするケースが考えられます。
また、家族のなかに収入を得られる人が複数いると、つい財布のヒモがゆるくなって出費がかさみ、
貯蓄が増えないというケースも考えられます。