未来のことは我々のものではないが、さればとて全くわれわれのものでないのでもない、ということを記憶しておかねばならない。というのは未来のことについては、我々はそれがきっと来るであろうと、全き期待をかけることもできないし、また全く来ないであろうと、望みを棄てることもしないからである。