俺の思う機械翻訳の課題は、
1.単語の複数の定義、及びその定義の文化的社会的に有効な範囲から、なるべく多くの読み手が適切に理解できる。つまり、言葉の意味を理解してコンテキストに当てはめる作業がまだできていない。
これはよく指摘される。

2.翻訳先の言語で概念のないものを、どう処理するかのプロトコルが確立されていない。先の例のように、その文化に対応するカウワターパートの枠に当てはめて処理するのかなど。
これは人間でも勉強必要で商売できるレベル。

3.言語の状況描写の厳密さのギャップ処理。
日本語の主語の省略、複数系の欠落など。人間でも第三者による把握が不可能な場合もある。
例えば、「右、左」の概念がない言語があり、彼らは「東西南北」でユニバーサルに方向の表現をしている。
「右側通行」という概念を説明したり、そのときの「左」がどの方角かを推測するのが難しい。
これも2と同様。