食料生産をAIが担う。植物を最速で育てる未来工場の姿
https://ledge.ai/aisum-plantx/

――山田
「AIは常識がないので、自然に存在しない環境条件を導き出せます。その結果、昨年12月に過去最高の収穫重量を記録しました。
これまで人間では785g/u/day※までしか生産性をあげられていなかったのですが、AIでは942g/u/dayまであげられました。
閉鎖型の植物工場だからこそ、自然に存在しない環境を作り出せるのです」

――山田
「植物工場を活用すれば、露地栽培と比較し、耕地面積を1/100にできます。森を切り開いて作った耕作地の99%を森に戻すのが私たちの目標です。
また、従来、鶏卵でウイルスを培養する方法で6ヶ月かけて作っていたインフルエンザワクチンを、タバコの葉から1ヶ月で作れるようにするなど、生産スピードの向上以外にも、完全制御された環境での植物生産の技術は、さまざまな目的に活用できないか期待しています」

植物の成長スピードを最大化したり、植物から採集できる成分を調整したりと、これまで解明しきれなかった植物の可能性をAIが探り始めている。植物以外にもさまざまな分野の研究にAIが活用されることで、先入観にとらわれない新しい発見が次々と出てきそうだ。

AI(人工知能)が死因を判定する時代に! : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190607-OYTET50010/