米国テキサス大学は、老いても価値ある人生を送れるよう、
身体能力を回復させる薬剤を開発した
この薬剤は、加齢にともなう有害な変化を抑え、
骨格筋の退化を回復させる

新薬はすでにマウスを使った動物実験を通過している
マウスの幹細胞には加齢とともに筋肉の正常な機能を次第に妨害し、
それらに変性作用を及ぼす酵素が見つかっているが、
投与された薬剤は、この有害酵素の効果を制限しただけでなく、
失われた筋肉量の回復を促進した
7日間の治療中、マウスの筋力は70%増加し、
筋肉量は2倍に増えた
一方でマウスの血液分析では治療の副作用は確認されなかった

研究者たちは、
若返りを促進する薬剤の研究を継続していく予定だ
新薬が誕生すれば、高齢者たちは近い将来、筋力低下や
ジストロフィーに悩まされずに、より自立したアクティブな生活を
送れるようになれる